コンビニ食品工場、きつい?ブラック? 工場の概要をお伝えします。

20年働いている体験者が裏側を伝える!

「コンビニ食品工場ってキツイって聞くけど、本当のところどうなの?」

そんな疑問に、現役で20年働き続けている筆者がズバッと答えます!

コンビニのおにぎりやお弁当、サンドイッチを毎日当たり前に食べているあなた。その“裏側”にはどんな現場があるのか?この記事では、現場のリアルな声を面白く、かつ真面目にお届けします!

よくあるイメージと、実際のギャップ

食品工場はライン作業だけじゃない!部署がたくさんある!

  • 管理部署(総務・経理など事務関係)
  • 資材(食材の管理業務)
  • 品質管理(衛生関係全般業務)
  • 規格・開発(商品が出来上がるまでの業務)
  • 製造(調理、炊飯、みんながよく言うライン作業
  • その他(清掃洗濯、施設保全など)

食品工場=ライン作業って考えている方が多いと思いますが、たくさんの部署で成り立っています。
一般的にバイトやパートで来る方は「製造」になります。

コンビニ食品工場=ブラックなイメージがある!

  • 確かに約20年前(現在2025年)はブラック企業が多い業界でした。
  • 法律上厳しくなっているので、会社の規模が大きいほど改善されている。
  • もっと詳しくいうと、会社の中でも工場単位で雰囲気が大きく変わっている。
  • なので、小さい会社や工場は・・・。分かりません。
  • コンビニのお弁当やサンドイッチは機械化が難しく、「人」が会社を支えています。ということは、人が多い=人間関係に悩む人が多い=ブラックなイメージになっていると思われる。
  • 日本人は食品工場=ライン作業=きついのイメージがあるので、実習生を多用している現状があるので、ますます日本人が少なくなってきている
  • ライン作業がきついのイメージから、ブラックのイメージから抜け出せないのではと推測します。
  • 出勤人数を少なくして過剰労働をさせている工場がまだあります。これは、労務管理が出来ない社員がいるので出勤人数を減らされている可能性があります。ここもブラックと呼ばれる理由かもしれません。

「ブラック=きつい仕事」と言うなら、仕事はどの仕事も大変です。この業界で働いている人に失礼。
「ブラック=法律違反」と言うなら、ないとは断言はしないがそれはどの業界も同じ

バイトが配属される、ライン作業ってどんなところ?

  • 単純作業の繰り返し。脳みそは使わないので大卒も中卒も学歴関係なし
  • 立ち仕事なので、意外と体力が必要だが筆者は立っているほうが楽。
  • ライン作業は10人ぐらいの団体作業になるので、自分の不手際でラインが止まることもある。
  • 常にスピードに追われる上、集中力も必要。
  • スピードに加え、食材を指定の場所に置く正確さも求められる。
  • 筆者はライン作業が出来ません。酔ってしまいます・・・。
  • 18歳の学生から70歳の方まで誰でも出来ます
  • しいて言えば、覚えるまで慣れるまでが早いか遅いかの違いです。

とはいえ、ライン作業の中にも作業内容が異なります。
力量にあった場所に配属されると思うので、心配なさらず大丈夫です。
魅力的なのは、脳みそがたりなくても出来るということです。

④衛生管理が厳しい。女性にはつらい職場かも?

  • 手洗い。トイレは製造エリア外にあるので、その度に2回洗います。筆者は一日最低10回以上洗います。手荒れする方には苦痛かもしれません。一応、ゴム手袋をした上でゴム手袋をして作業はOKにしていますので、確認してください。
  • アルコール消毒の徹底。食材を触る前に必ずアルコールをします。手洗い後も素手にアルコールをします。アレルギーのある方は、食品工場作業は出来ないと思います。
  • 全身ローラー掛けを筆者は一日10回以上します。ローラー掛けのプロです(苦笑)
  • 作業エリアへの異物持ち込み禁止。お菓子、飲み物、携帯他、パートさんは全てダメだと思っていいと思います。飲み物は製造エリア内に設置されてることが多いです。
  • 付けまつげはアウト。まつげ増毛はOK
  • 化粧はしていいが、帽子マスク作業服で「目」しか見えてない。筆者は男なので分かりません。

衛生管理は厳しいですが、どの仕事もルールがあるので同じです。
「目」しか見えないのでアイデンティティも何もありません。
女性の綺麗でいたいって思ってる?人は精神的に苦痛かもしれません。
逆に言うと「目」しか見えませんし、作業服なので服を買わなくていい考えなくていいので楽ですよ。


3. 私が20年続けられた理由

①未経験から勝負ができる。学歴関係なし。

頭のいい人、行動力がある人、結果を求める人は学歴関係なく「自分がやりたい」と言えば何でもやらせてくれます。
というのも、受け身体質の人、社員なのにバイトと同じ立場になって作業している人がかなりいます。
社員のくせに。社員なのに。パートさんの倍の給料をもらっているのに。
思う部分はありますが、こういう人たちのおかげで何でもやらせてくれる環境ではあります。

要するに仕事が出来ない人がベースになってます。
でも、どの業界も一緒じゃないですか?
勉強ができる と 仕事ができる はちがいます。
私はバカですが、行動力と責任感でどうにかなりました。

給料面は期待できないのは事実だが、

所詮、食品会社です。年収は決まってます。
逆に聞きますがあなたは仕事が出来る人なのですか?

私は仕事が出来ない人間です。
周りはちょっと仕事が出来ない人が多いです。
その中で仕事していると、仕事が出来る人。になります。

仕事が出来ない自覚はあります。
たまたま環境が出来る部類にあてはまるっていうことです。
頭のいい人たちに囲まれて仕事するより、精神的に楽なのは間違いありません。

逆に楽な環境に甘えている社員は、ひどい社会人になっています。
今は10代の若い実習生が雇える時代です。
仕事が出来ない社員を採用するなら実習生のほうが管理しているほうも楽なのです。

出勤しただけで10分間のみなし時間(労働時間)がつきます。作業服に着替える時間やローラー掛けをする時間という意味合いです。
あと、作っているお弁当サンドイッチを安く売ってくれます。まぁ作り手になると食べない人が多いのも事実なのですが。

休みと出勤時間は自由に決められる

チーム全体でレベルアップしていけば、休みも出勤時間も自由に決められます。

私は一時期、1年間のうち4か月間は仕事に来たり休んだりしていました。
部下たち、実習生やパートさんたちも自由に休んだり早く退社しています。
人が働いているのですから色々いろいろありますから。

もし入社した食品会社が上記のような風習でなかったら、自分が行動してください。
今の法律は従業員の味方です。
周りに流されないで、自分で決めるのです。

ただコンビニが24時間365日営業しているように、工場も同じように動いてます。
土日は出勤率が悪いので、社員は出勤しがちなところはあります。
が、休めなくもないです。自分が休みたいかどうかなので。
ちなみに私は立場上上司が土日に出勤しているので、10年間土日休みになっています。
家族との時間を過ごせるので助かりますね。

平日休みは、渋滞もなく、人も動いていなく、旅行に行ったり娯楽施設や美味しいお店に行くのが趣味の人は最高だと思います。


4. こんな人には食品工場に向いている!

✅ コツコツ作業が好きな人
✅ 仕事が出来ない、学歴がないという自覚がある人
✅ 食べ物に興味がある人
✅ チームワークを大切にできる人
✅ 給料に不満がない人

あとはどの企業にいっても必要な要素は同じです。
人間性だったり、行動力責任感、向上心や自責の考えがある人など。

まとめ:食品工場=ブラックではない!

今回は概要だけなので、表面的な話になりました。
これからの内容としては
・各部署の仕事内容の紹介
・製造の仕事(炊飯、調理、ライン作業などの詳細)
・時効の言っちゃいけない話
・ブラックだった時の話

などお話できたらなと思います。
最後までありがとうございました。